Mar 15, 2013

展示にまつわるエトセトラ ♪

展示へ 行こう~ ♪
乗り込んで 行こう~ ♪

懐かしい曲が頭を流れたところで・・・

今回の展示の目玉「展示ケース」のご紹介!

もちろん花形は作品なので、
ケースは、それらを支える地味な存在。
まるで、オーケストラでヴァイオリン族が華やかに踊れるように
秘かに絨毯を敷き詰めるヴィオラ族のよう♪

一見、静かな佇まいの土台の中では
縁の下の力持ちが、忙しく動き回っています。

今までは展示の規模が、これほど大きくなかったのと
自分達で作った作品しか展示していなかったので
壊れたら、その都度治すという体制で、
ケースには入れず、直接ハンドルを回して頂いていました。

しかし、どうしても小さいお子様は
人形を触りたくなったり、
ハンドルを超高速回転させたり、
卵を隠したり・・・
いろいろと遊びたくなってしまいます。
あまりにも故障が多い時には、
10歳以下のお子様はお手を触れないように
お願いしたこともありました。

しかし、出来れば多くの方々に楽しんで頂きたいので
何か良い方法はないかと常々考えていました。
そして昨年1月、タイでマット師匠夫妻と夕食を楽しんでいた時
たまたま展示の話になり、その話をしたところ
「まだやったことは無いけど、こんなアイデアもあるよ」と、
ちょっとしたヒントを頂いて「これしかないーっ!」と確信しました。

ボタンを押して動く仕組みだと
一定の速度で回るので、作品にかかる負荷は少なくなりますが
私達は、どうしてもハンドルで回して楽しんで頂きたいという想いがありました。
それと、もう一つは手回し発電を使いたいという想いも・・・
それらをクリアできるこのアイデアをどうしても形にしたくて
基盤やモーターのことなど分からない部分は、
電子工作に詳しい方に相談にのってもらい
半田付けなどはお弟子ちゃんも頑張ってくれて
たくさんの方々に助けて頂きながら、なんとか完成することが出来ました。
多分、世界初の画期的なオートマタ鑑賞システムなのではないかと思います!

まだまだ改善の余地は、たくさんありますが
今回既に、数千人の方に回して頂いても
作品は壊れずに、毎日楽しんで頂けているので
それを見るだけでも、とても嬉しくなってしまいます ♪

もしかしたら、17日(日)のギャラリートークで
ケースのカラクリの秘密についても
聞けるかも?

ただ見るだけではなく、回して楽しんで頂く為には
ケースや作品をどうやって固定するかなど・・・
乗り越えるハードルがたくさんありました。
今回の展示で、なんとか乗り越えれたので
また次には、更に楽しめる展示が出来ればいいなと思っています。

どうしても作りたかった動く顔出しパネルも出来なかったし・・・
(これがやりたいのは、和明旦那ではなく私だけですが(笑))

やりたいことは、山盛り

展示でバタバタしている間に
酵母の元気もなくなってきたし
そろそろ酵母遊びも再開したいな~とか・・・
プクプク春の虫が蠢き始めています


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