Jul 23, 2007

ロバート・レースさん宅訪問記


ロンドンへ到着した日、ロバート・レースさんを訪れました。
電車が止まろうとした時、優しい笑顔の夫婦が
こちらへ向かって手を振っているのが見えました。
世界的に有名なオートマタ作家なので、会うまでは少し緊張していましたが
顔を見たとたん、緊張よりも嬉しさが増大!
夜遅い到着だったにも関わらず
奥さんのタリアさんお手製の激美味スープやパン、ワインなどを頂いて
さらに感動〜。。。長旅の疲れも、吹き飛びました。
カズの作品「パワー オブ ラブ」をプレゼントすると
子どものように、楽しそうに回してくれました。
とても気に入ってくれて、私もかなり嬉しい〜
オートマタだけでなく、世界中のおもちゃを集めておられるロバートさん。
(日本のおもちゃも、結構たくさん。しかも見たことないような素敵なものが・・・)
おうちの中は、数々のオートマタやおもちゃがセンスよく飾られ、
一部屋は、完全に博物館のよう。
そして、気になるものがたくさん貼られたコルクボードの中に、
見たことがあるものも発見!
前回カズが訪れた時に、部屋に置いていったという「てるてる坊主」(笑)

ご本人の解説付きで、たくさんのおもちゃを見せて頂くことが出来、
もう号泣並みに感動。。。
中でも、一番感動したのはロバートさんの作った「シーサイドマシン」

彼の柔軟な発想とユーモアが詰まりに詰まった最高傑作でした。
かわいいギャグ満載!
昆布をヒモでつるし、後ろからミニ扇風機で風を送り
海の香りを楽しんだり・・・貝殻のヘッドフォンで海の音を聴いたり・・・
穴を覗くと、クロールするパラパラまんがが見れたり・・・
その他にも、たくさんの笑える仕掛けが隠されています。
ユーモア爆発作品!心、鷲掴みにされました。
彼でなければ出来ない最高の作品!また遊びたいなぁ
翌日は、近所をお散歩。
まずは、家の前にある夢のようなお庭
「おー!!なんて美しい“イングリッシュガーデン”」

パラダイスです。鳥も、気持ち良さそうに飛び回っています。
イギリス人の2大趣味は「ウォーキング」と「ガーデニング」だそうで
実際に、どの家の庭も花や木で一杯!
庭で、採れたての野菜たっぷりのランチを頂いた後
これまた庭で採れたベリーをデザートで!
酸味と甘みが口にひろがって、外で食べると気持ちよくて
最高のランチタイムでした。理想的な暮らしだなぁ

午後は、タリアさんがお出かけだったので
ロバートさんの工房を見せてもらったり、街を案内してもらったり。
歴史の古い街ブラッドフォード オン エイボンは、街全体の色が
味わい深いブラウンでした。
今まで見たことのない、驚くほど美しい街でした。

ロバートさんは、おみやげに渡した日本のTシャツを着てくれていました。
なんて、お優しい!
背が高くて足も長くて、何を着ても似合う素敵なロバートさん。
作品だけでなく、生活、人柄、全てが魅力的な方でした。
何故か懐かしい感じがするなと思っていたら
どことなくnizoじいちゃんと雰囲気が似ているような気が・・・
紳士だけど、子どものようなところもあったり
優しい笑顔で、こちらまで優しい気持ちにしてくれたり・・・

「10月にあるオートマタの展覧会でまた会いましょう」と嬉しい約束をして
素敵なおうちを後にしたのでした。
チャーミングな笑顔のタリアさんにも、また会いたいな!
我が家に住むロバート・レース作品達



今回おみやげに頂いた宝物


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