Dec 25, 2005

ムットーニ ナイト・シークレット上演会ツアー


パルコで開催中の「自動人形師ムットーニミュージアム」へ行ってきました。
kazuは、高校生の頃「ズームイン朝」か何かで作品映像を見て衝撃を受けたそうです。
一緒に行けなかったのが残念でなりません。
まさか、実物を間近で見れる機会に恵まれるとは思っていなかったし
ムットーニ氏自身も「まさか広島でやるとは思ってなかった」と言われてました(笑)
今日は、ご本人自らが上演・案内してくださるというナイトツアー最終日。
参加者は約10名。若いカップルと私以外は、ムットーニのコアなファンらしく、何度か作品を見たことがある様子。
会場は怪しい雰囲気に包まれ、ムットーニ氏がいつの間にか現れました。
魔術にかけられそうな空気の中、独特の語り口でムットーニワールドへ…
最初ちょっと怖かったです。
なんせ本人自体が怪しすぎる…。作品は、ただただ凄い…。
大きなボックスが劇場となり、数分間に独特のストーリーが閉じ込められていました。
光の操り方や、計算されつくされたカラクリ、音楽と口上の醸し出す不思議な世界の中で人形が輝いていました。
昼に外に飾ってある人形を見た時は、正直期待した程でも無いなと思っていたのですが…
(太陽光の元で見る作品ではない気がします)
ボックスの中では、色々な光を浴びて人形も艶かしく美しく、動きも独特でした。
やはり凄かった…
絵も上手かった…
人形楽士とムットーニ氏トランペットの協演も聴けました。トランペットの音まで何か怪し気…。哀愁漂う柔らかな音で、楽士も同士を見つけて喜んでいるように見えました。
「猫町」を基にした作品もあるらしく、久しぶりに萩原朔太郎の本が読みたくなったけど
探しても見つかりません。売ってしまったのかなぁ……?
関係ないけど、中学の教科書にのっていた萩原朔太郎の顔が好きでした。
パンフを購入したら、ご本人が横でゴールドのペンを持ち「楽しんでいただけましたか?」と渋い声で話しかけてきてくださいました。サインもさすがに格好良い。
クリスマスということで、お土産にMaryチョコとシャンメリーまで頂き、なんてお得なツアーなんだろうと嬉しい気持ちになりました。
今日は3分の1くらいしか見れなかったので、最終日の明日午前中に、もう一度ゆっくり見に行こうかと思っています。


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